Ⅳ　演奏会の情報

《来年の演奏会》

2025年の演奏会

《今年の演奏会》

2024年の演奏会

♪第26回定演後のご挨拶

指導者：大嶋和野　　

　2024年10月26日には千葉市美浜文化ホールまで沢山の方々にお越しいただき御礼申し上げます。

お陰様で第26回定期演奏会を無事に終演できました。

今回は混声アンサンブルの「かさね」さんの賛助もあり、とても充実した時間だったかと思っています。

　いつもながら、演奏会を終えた後の空虚な時間を持て余しています。そろそろ幸せの余韻から抜け出さなくてはならない時なのでしょうか。

　プログラムにも書きましたが、コロナ禍でイレギュラーな演奏会を行ってきましたが、今回は久しぶりにコール和らしさを取り戻したつもりです。至らぬところも多々あったかとは思いますが、それも含めてコール和らしさ。「一生懸命」が見えない合唱団、でも手を抜いているわけではない合唱団、そして思わず応援したくなる合唱団が目標です。

　技術的にも知識的にも優れた合唱団が増えている昨今、高い敷居が合唱初心者の挑戦を拒んでいるように思えます。誰になんと言われようと、我々のスタイルはこれでいいと改めて確信いたしました。かといって下手でいいと思っているわけではありません。

　楽譜のとおりに歌えることだけを目標にするなら、毎回練習に参加する必要はありません。自分で「歌えるようになった」と思えるレベルまで勝手に練習して演奏会の日に集まればいいだけのこと。私にとって合唱とは、練習開始から演奏会までの「一緒に過ごした時間」なんです。個人のレベルの差はありますが、知らないからできないとか、わかっていても追いつけないなども含めて、みんなが同じ情報のもとで同じ方向を目指すことが大切だと思います。

　市民オーケストラなどでは演奏会時に「トラ」という名の巧い人たち(正式にはエキストラ)による補強を行うことがよくあります。合唱でも時々やりますが、ほとんどの場合、団員の士気を高めたり、外部の人の知識や技術を含めた情報を得ることが目的です。うまい人の音楽を聴いて奮い立つ人もいれば、その差を自分に向け落ち込む人もいる。中には価値を認めずに排除しようとする人もいる。人それぞれですが、私も「トラ」は、いらない派です。なんといっても、一緒に過ごしていないから。

　これから来年に向けて新しい一年が始まります。一緒に過ごす時間すべてが、来年の演奏会のステージに結集されます。演奏会の録画を見ていると、演奏の時間しか映っていませんが、昨年からの全ての練習が集約されている2時間と思いながら鑑賞すると、合唱が技術だけではないことや、努力したことの成果が見えてきます。年間100時間を超える「一緒に頑張った時間」が収まった2時間のための一年。わくわくしませんか?

新しい仲間を募集中です。お気軽にお問合せ下さい。心よりお待ちしております。

2023年の演奏会

♪第25回定演後のご挨拶

　2023年10月28日に千葉市文化センターにて第25回定期演奏会が無事に終わりました。お越しいただいた方々、また日頃から応援していただいている方々に心から御礼申し上げます。

　コロナを経て、昨年はステージでもマスクを着用しましたが、今年はマスクを外しひさしぶりに素顔で歌いました。練習時にはまだ外せずにいたのでとても新鮮な感覚でした。

密を避けるため楽屋はほぼ荷物置き場として使用し、今年も普段着での演奏とさせていただきました。

来年は、もう少しコール和らしさが表現できるような環境になっていることを祈っています。

　スポーツにおいて勝つための努力は、尊重できる相手がいるから出来ること。負けた人の不幸を喜ぶために戦っているのではありません。

合唱も同じです。互いに高め合い尊重し合いながら歌っていると全てが楽しく笑顔になります。積み重ねた時間は、経験という地層のようなもの。コール和28年分のいろいろな化石が埋まっています。

今の地層はまだ柔らかいけど来年この上に新しい土によって今年の層が固められます。

確かに残した昔の層に残る化石は、我が団の貴重な歴史。これから作る新しい層に未来に残る化石を一緒に作りませんか。

　新しい仲間を募集中です。お気軽にお問合せ下さい。心よりお待ちしております。

　　2023年11月8日　　　　指導者：大嶋　和野